ギャラクシーフォース

実機について

どこまでも続く緑で覆われた惑星、そして、満満と水をたたえ命の喜びに沸く惑星など、
それぞれが美しく、平和の時の中に存在しているジュノス惑星群。
この美しき銀河系に、宇宙の悪魔と恐れられている「第四帝国」が侵攻を開始してきた。
「第四帝国」の狙いは、ジュノス惑星系の全惑星に要塞を設置し、惑星全体を巨大な魔窟とすることであった。
一方、銀河系の平和と秩序を守るために結成された「銀河連邦」は、ジュノス惑星系に住む人々の救出と、
「第四帝国」の要塞を残滅するため、最強の戦闘メカ集団「GALAXY FORCE」を組織させた。
そして今、最新鋭戦闘機「TRY-Z」がジュノス惑星系に向けて発進するのだった…。


1988年、セガから登場した3Dシューティングゲーム。
これまで同社が製作した様々な大型体感筐体のノウハウが随所に生かされている。
操作系は「アフターバーナー」等と異なり、座席の右手側にジョイスティックが配置され、
左手側に速度調整用のスロットルレバーが配置されている。
ジョイスティックのトリガーでビーム砲を発射。親指に当たる部分にミサイルボタンがある。
自機の少し前方に表示されているガンサイトで敵をロックオンし、ボタンを押して発射する。
最大4機同時にロックオン可能。途中で登場するパワーアップパーツと合体すると最大6機に増加する。
自機にはエネルギーが設定されており、敵機の直撃や被弾・壁への激突の他、ステージ進行中でも減少する。
特定地点の通過、若しくはステージクリアすると敵機の撃墜数に応じて回復する。
一方、自機に張られている青いシールドは、ある程度のダメージを軽減するが一回失うと回復しない。
全4ステージ構成。母艦や惑星に設置された基地などから発進。暫く空中戦を凌いだ後、敵の要塞内に突入。
内部は壁に囲まれており、急減速しつつカーブを曲がらなければ安全に通過出来ない場所もある。
要塞の突き当たりにあるコアを破壊するとステージクリア。
数ヵ月後に登場した「ギャラクシーフォースII」では6ステージに増えている。

筐体は設置する場所に応じて3種類存在するが、内容に差異は無い。
特にプレイヤーが駆る戦闘機「TRY-Z」を模した「スーパーデラックス筐体」は、プレイヤーの操作に合わせて
左右に最大335度に旋回・2方向に最大15度も傾斜するというギミックが仕掛けられている。
価格も当時のゲーム機としては高額の500万円前後と言われ、ゲームファンの間で話題になった。
その人気の高さもあって、当時から現在に至るまで様々な家庭用ゲーム機に移植されている。

作品について 製作自体はかなり早い段階で始めてましたが、諸般の事情で今まで掛かってしまいました。

全体の80%近くをスチレンボードから製作という手抜き作品です。
それでも最も目を引くロールバーは抜かり無く製作したりして、実機の特徴は何とか再現出来たかな…?

戯言 体感筐体ゲームの大御所、セガの真骨頂といった感じの迫力ある筐体ですね。
SEGAファンで知られる、あの某king of popsも所有していたと言う話はあまりにも有名。

デラックス筐体は近鉄百貨店(近鉄阿倍野駅)の屋上ゲームコーナー等にありましたが、今作品のスーパーデラックス筐体は
流石に設置店舗は限られていたらしく、一部の遊園地やセガ直営店舗くらいでしか見掛けられなかったようです。
当時、作者は一度だけスーパーデラックス筐体に乗った記憶がありまして、それがどこのゲーセンか何故か思い出せないんです…
恐らく地元の西成区役所前にあったゲーセンだと思うんですが、「ダライアス」や「メタルホーク」やら置けるくらいの広い店で、
常時マニアックな機種を揃えていたし、あながち記憶が正しかったのかも…
ゲームそのものは「スペースハリアー」の正統進化って感じで、特に炎の惑星から噴出すプロミネンスの表現は
思わず見惚れてしまいました。
セガサターン版を所有していますが、3Dシューティングが苦手なオレは1クレジットでステージ2までが限界でした。
敵よりも自機のエネルギー切れとの戦いが辛いっス…orz


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